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すみや 角田和彦さん、角田真秀さんのこと

料理家の角田真秀さん連載のウェブマガジン
暮らし上手「暮らし上手のおうちごはん」で二段のお弁当箱をお使いいただいています。

 また、ただま発売中の書籍「暮らし上手archive毎日役立つお弁当便利帖」(枻出版社)の中でもお弁当箱をお使いいただいています。

  さらに、「基本調味料だけで作る毎日の献立とおかず」(マイナビBOOKS)の中でもお椀などお使いただいています。
ちらしずしが盛られた御重もおいしそうです。


 すみやの角田夫妻とのご縁は、僕の初めての個展からで、10年前までさかのぼります。
大学院生のころ、右も左もわからずに、とりあえずやってみよう!の様な展示をした時。
会期中に3回も来ていただきました。
 技術的な仕事のきれいさも、器としての重さとか形も、今よりはるかに下手な仕事だったけれど、その時に作った二段の弁当箱を、ずっと使い続けていただいています。

 弁当箱をはじめ、僕の作る器は、形としての定番を決めて作ることはありません。
形そっくりに倣い作ることが、自分に合わないというのが一番の理由で、倣うと制作途中で単調な作業になってしまうからです。数を追うことが身体に合わないのです。
 弁当箱でも、その制作ごとに改良させ、良くする意識でいます。
 
 角田さんにとって二段の弁当箱は、今作っているものよりも、初めて作った弁当箱の方を大切に思っていただいています。
 当時の僕のつたない仕事を、料理のプロの視線から評価いただいているのは、すごくうれしくもあり、安心できるものでもあり、また制作する上でいつも考えさせられます。

 初めての展示は、机の位置から、器の配置、天気、空間の流れ、ギャラリー脇の木香バラと春の匂い、漆でワクワクした感じ、そこで初めてお会いした方々、交わした会話、を今でも鮮明に覚えています。
 あのすごくワクワクした感じには、当時より上手くなったはずの今でも、行くことができていません。言葉で表現することもできないのですが、そのワクワクする感じが大事なのです。

 角田さんは器の使い手の目で、いつも大事なことを伝えてくれます。

 上手さが光る器での食事は、普段の楽しい食事とはかけ離れた場所にあります。
上手さを追うことはしていないつもりでも、続けると技術は上手くなります。
 どんなに上手くなってもワクワクできるような器はきっと作れると信じています。
 
 

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