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作り続けていると、
技術は前よりも少しは上達してくるのがわかるのだけれど、
時々、その上手く作れてしまったものが、とてもつまらなく感じる。
ならば上手く片付けないようにと、下手さを装ってみると、
いやなものにも感じる。
作り手の顔が見えているものは好きだけれど、
作り手の跡が見えることがかえって気持ちが悪く感じることもあるし、
作り手の跡を残さない仕事が気持ち良いと感じることもある。
上手くなると要領が良くなる。これは大事なことなんだけれど、
要領の良さだけで作るものはつまらなく感じてしまう。
おかげで考えさせられて時々手が止まる。
でもこんなことは、もっともっと上手くなってから言えることで、
下手くその自分が言うことではないのも知ってる。
見失わないように続けたい。
器のゆく先は、食卓の上だ。
その食事が少しでも楽しさを増すものであるように、
使うと少しでもわくわくできるような、気持ちがしゃんとするような、
そんな気持ちの良い器が作りたいと思っている。
福島三春のin-kyoさんでの展示を終え、
大切なことの再確認をしている。
展示にお出かけいただき、どうもありがとうございました。
お店でたくさんの方とお話ができ、いい時間を過ごさせていただきました。
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