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自分にかかわってくれた人の時間を無駄にしないように　
いい思い出ということだけにしないように
いきなくてはと　今思っている

桜の季節は
近年は展示を続けていたこともあり
この季節はソワソワしてしまう
今年の春も神楽坂の展示はお休みです
展示など再開しましたらまた報告させていただきますので
よろしくお願いいたします

    
   
  
  

教養がないとわかっていながら
自分たちで名前を付けることにしていた
名前は親から子へ贈る一生のお守り
自分たちで付けた事で親の責任を一層感じる

授けた名前を呼びかけると
画竜点睛　顔立ちがはっきりし曇りが消えた


 自分が親の立場になり
世の親子の姿を意識してみることが多くなった
親の願いというものと　育て方　環境　時代　
それぞれの立場での価値観は違うけれど
そこに親の思いがあるのなら
すべての選択を尊重したいと思う

年末に女の子を授かりました
両親が自分にしてくれたこと　見守り育ててくれたことを
初めて感じられる毎日です

妻の出産に立ち会うことができ
男は何もできないと実感しながら
人はみんなこんなに周りに祝福されて産まれてきたのだと気づきました
自分の誕生日が両親に感謝する日に変わりそうです

父親としての時間が始まりました
炊事　洗濯　掃除　おむつを替えて　漆を塗っています
子供に育てられながら
少しずつ父親に　大人になれるように努めます

今年の春頃より器の制作を再開いたします　
展示は秋から冬に予定しています
その際にはご案内させていただきますので
どうぞよろしくお願いいたします

毎日塗り　研ぐ
意識が飛んで手だけが動いている時があって
何にもならない
指先と聞こえる音に意識を働かすことを
無意識にできると少し見えてくる
形とか　何のための工程か　次はどうしようか　ここはこうしたら良いか
いくら教えられても自分に実感がないと
何も身に付かない
そういう時にぶち当たってどうすればいいか悩んで
考えてやってみて　そういえばと思いだしてそのうち前よりは少しできる
ぶち当たったことに気付かないうちは仕方ない
気がつけるように
いつでも万全な態勢でいられるように
ごはんはしっかり食べて　健康な身体を保ち　漆を塗る
今年はそんな時間を過ごさせていただいている
毎日がたのしい
自分も子供の気付きを見守れる親になろう