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ゴールデンウィークに文化財漆協会の植栽研修で
岩手県浄法寺に行ってまいりました

作業をしているとどうしても漆は樹液だということを
忘れてしまいがちになります
漆を初めて触れた新鮮な気持ちは大切だと思っているのですが

触れれば触れるほどわからないことが多く夢中になっています
まだまだ知りたいことが多くて僕はこの先なにができるだろうと

新鮮な気持ちを忘れずに何が大切かを見落とさないように
勉強していきたいと思います
気づくといつも同じことを考えてそれでも先に進んでいるのでしょうか

帰りの新幹線　行くときにはカラカラだった田圃に水がはっていました
日本ってきれいだなーと思いました

五月になりました。

今日は何だか幼少時代に住んでいたわが家を
思い出して、図面を書いていました。
玄関脇のもみじの木によくのぼったことや
駐車場の中の梁にブランコがぶら下がっていたこと
気がつくと部屋が増えていたこと
暗い納戸にとじこめられたことなど
なんだか思い出しました。

建て替えてしまって今はもう記憶にしかないけど
質感が多い家でした

まだまだ先の話だけれど自分の子どもにも
産まれたときからたくさんの質感の環境で
育ててあげたいなと思います

明日岩手は浄法寺に行ってきます
漆の木を植えに、手入れをしに

その木の漆を使えるのは十年以上待たなくてはいけない
もっと長いスパンで考えて作らなくては漆にも木にもよくないです

ながくいいものをひとつ　
　　　　

24年ぶりに、御柱祭を観に地元に帰りました。
良く知られる木落とし
祭るものがきちんとあるお祭り
思い出すと気持ちが熱すぎて涙が出てしまうので
言えない程です

この土地に生まれてよかった

春の個展もおかげさまで無事終了いたしまして、
たくさん感じた気持ちが冷めないうちに
次に向かっていこうと思っています。

秋口までの間、しばらくは展示の予定はないのですが
今までにはない
すごくおもしろいことができそうなので
ワクワクしているところです。

自分にどれだけのことができるかはまだわかりませんが

触角を鋭くして。

昨日をもちまして、ごはんのおいしい漆の器展は
終了いたしました。
桜はぽつぽつと咲くものの、
風が強かったり雨が降ったりなんだか忙しい天気にもかかわらず
多くの方にお出かけ頂き、手に取って頂き
うれしい毎日を過ごすことができました。

ありがとうございました。

もっとお腹に伝えられる器がつくれるよう、
今年度も精進してまいります。

どうぞよろしくお願いいたします。